'22.2.12 トレーニング
信頼できるドクターが推奨している
筋トレの講義からまとめました。
なぜ運動をしないといけないのか
筋肉は年々びっくりするくらい減る
70歳を超えた段階で「フレイル」が起きる
フレイル:加齢により心身が老い衰えた
状態で寝たきりの手前のこと
*筋肉が減る *筋肉が減らない
筋肉を < 筋肉を 筋肉を = 筋肉を
作る 失う 作る 失う
体の中の蛋白質を作るのは、必ずしも
アミノ酸を摂れば良い、単純にものを
食べれば良いということではない。
年齢が高いと無理なのでは?
85歳以上の12週間筋力トレーニングでは
最大筋力 134% 増加
筋量(断面) 44% 増加
問題は、年齢がいくと若い頃のように
筋肉はすぐにはつかないよ! も事実。
うまく蛋白質を合成できないから
( Anabolic Resistance )
これは何かというと
ひとつは、炎症の存在
体の中に炎症を抱えている場合には
筋力トレーニングしても、すぐには
効果は出にくい。
あとは、霜降り状態に陥っている人
人間の体は筋力が衰えると、そのス
ペースに脂肪がちゃんとつく。
筋肉の中に脂肪がある = 体の中に多大
な炎症を抱えている(脂肪肝など)
この状況で運動しても、すぐに筋肉はつ
かない。年齢がいくとまずは筋肉そのも
のをしっかり刺激する意識をしないと
⚫︎ 筋肉にアミノ酸が入らない
⚫︎ 筋トレの抗炎症作用を利用する
少しタイムラグが生じるので、効果が出
ないという人は、筋トレで炎症を取って
初めて筋トレの効果が出る。ある程度の
忍耐力が必要。
食事のタイミングが重要
筋トレ → 蛋白合成が刺激される
直後に食事をする
若くない人の蛋白質摂取は
① トレーニング直後
② 10g 程度の蛋白質
通常の食事で十分
蛋白分解エンザイム(サポート)
結局、空腹でのトレーニング。そして
すぐに食べるだけ。
あくまでも、トレーニングのタイミング
と量と質にフォーカスすれば OK!
やり過ぎている人は、ほとんどメリット
がない。8割くらいが最適とのこと。
私が関心を持った内容は
大腸癌の手術を専門にする医師の体験とし
て患者のほとんどは、筋肉がペラペラ状態。
医師が確信を持って言えることは
筋肉をつけることは がんを予防すること
日本人に多いがんの順位は
女性:乳がん・大腸がん・子宮がん
男性:大腸がん・肺がん
がんを予防するための運動
女性:胸壁部、骨盤のリンパ流
男性:骨盤のリンパ流、胸の中のリンパ流
大腸がんを予防するための運動
腹部の筋肉を鍛える
→腹圧の上昇
→便通↑ 腰痛改善
子宮がんを予防するための運動
臀部(お尻)の筋肉を鍛える
→骨盤のリンパ流↑
リンパは体の中で、免疫細胞の通り道。
リンパの中を白血球、リンパ球が通って異
常があったら、その場所に向かう。
人間の体の中は、血管と同じようにリンパ
管が全身に張りめぐらされていてその途中
途中にリンパ節がある。
リンパ節:免疫細胞が集まって待機
している場所
リンパの免疫システムは、しっかり回って
いれば異常な細胞が見つかったら駆逐して
くれる。
多くのがん組織からリンパ管が潰れてしま
い炎症が起き、がん細胞が溜まりこむ。
それがリンパ節転移をを起こす。
よって、リンパの流れを滞らせないことが
がんの予防にとって重要になる。
がんの予防
どうやってリンパ液をいかに動かすか。
実は、リンパ液は動かない。
(血管の中の血液は心臓の力で勝手に動く)
★リンパを動かす方法
⚫︎ 深呼吸:胸を大きく膨らませると、胸の
中が陰圧になり、リンパ流が胸
の中に集まってくる。そして
血管の中に入っていく。繰り返
すことでリンパの流れが動く
⚫︎ 筋肉を動かすことにより、リンパは流れる
私は遺伝子の損傷とがんの関係は理解して
いますが、運動との関係を知ると、誰でも
取り組める内容で嬉しく思いました。
トレーニングは、単なる道楽やマッチョお
じさんの趣味ではなく、みんなが取り組む
近々の課題のひとつ!と医師は言われます。
続けることがポイント。理解して運動する
と継続できるかしら〜 ね 🤗